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緋色の街/スカーレット・ストリートのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
▪️JP Title :「緋色の街/スカーレット・ストリート」
Original :「Scarlet Street」
▪️First Release Year : 1945
▪️JP Release Date : 2012/09/23
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-640 再鑑賞
🕰Running Time : 102分
▪️Director : フリッツ・ラング
▪️Writer : ダドリー・ニコルズ
▪️MusicD : ハンス・サルター
▪️Cast : エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ
▪️My Review
物語が動き出してからのラスト20分が圧巻ですね。とくにエンディングは秀逸、彼は一生、罪に苛まされて生きて行くんでしょうね。人生の無常さを非常なリアリティを持って描いた作品です。
本作、巨匠フリッツ・ラングが描いた悪夢のようなフィルム・ノワール。ラングが、『飾窓の女』(1944)に続き、エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエと組んだフィルム・ノワールの秀作で、真面目な主人公の悪夢のような転落を容赦なく描いています。ラングのアメリカ時代を代表するサスペンスですね。
真面目な男の人生が恋をして輝いている時、そして転落していく時、夢や希望を感じさせる明るさ、苦悩を伝える光を失った部屋、フリッツ・ラングのモノクロを生かした映像表現が効果的にそのシーンを演出しています。
そして、ジョーン・ベネットの悪女ぶりはとても見事な演技ですね。
日本では長く劇場未公開でしたが、2012年9月22日から東京のシネマヴェーラ渋谷で開催された「フィルム・ノワールの世界」において『スカーレット・ストリート』の邦題で上映されたんですね。

物語は。。。
平凡な人生を歩んでいた銀行員のクリストファー・クロスは、ある日、女優の卵・キティがヒモのジョニーに殴られているところを助けます。これを縁にクロスはキティと会うようになりますが、3人の人生が絡み合い、クロスの運命が狂っていきます。。。

▪️Overview
『緋色の街/スカーレット・ストリート』は1945年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。ジョルジュ・ド・ラ・フシャルディエールとアンドレ・ムエジー=エオンの小説を原作とするジャン・ルノワール監督のフランス映画『牝犬』(1931年)をリメイクした作品であり、フリッツ・ラング監督が女優ジョーン・ベネットと彼女の当時の夫で映画プロデューサーであるウォルター・ウェンジャーと共に設立した独立映画会社ダイアナ・プロが製作した第1回作品である。(参考:Wikipedia)
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