母親が消えてエマが現れた
エマは優しい声で絵画のような微笑みを浮かべている
裏庭の列車事故がきっかけで隠してきた秘密がバレそうになる
おとなしいジョンが世間に注目されて狼狽える
誰にも迷惑をかけてないのに可哀想になるほどでした
段々とジョンの様子がおかしくなる
と言うか雰囲気は全然違うけど瞳も骨格だって一緒
周りの人々がそんなに分からないものか不思議なくらいでジョンが人付き合いが苦手なのが
ラッキーだったなとか色々な想像をしながら観るキリアン・マーフィの演技が面白かった
優しいだけではなかったエマの眉毛シーンはサイコです
エマのパーソナリティに現れるものはジョンの全てでもあって
幼い頃から締め付けられ闇に突き落とされた中でも仄かに抱いている安らぎや理想が見える
悪魔と天使の拮抗
タイトルの通りにしかならないジョンの悲劇
殻から出れない悲しい情景
エマの中にジョンが見えてくるので恐らくまた繰り返すように思えた んー思いたいです
苦しみの悶えから生まれたものに解放を望んで依存してやがて支配される
人間の持つ情念という複雑で繊細さを垣間見ました
フェミニンなマーフィも素敵