うにゃ

チートのうにゃのネタバレレビュー・内容・結末

チート(1915年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

かなりの浪費家でメイドの給与で洋服買っちゃうような妻に困る夫。
自分のお財布からメイドへ給与を払う。涙。
その妻が慈善パーティで会計係を任され一万ドルを預かる。
そんな女性を会計係にするなとツッコミを入れたい。
そして、なんと妻はその寄付金一万ドルを横領し投資してすってしまう。
その寄付金は、明日送る予定になってしまう。夫は、お金に余裕がないと言っているので相談できない…困り果てる。
そんな中、日本人青年が「私がお助けましょうか」と声をかけてくる。
夫人は、青年から一万ドルを借り誰にも気づかれずに寄付金を送る。
その後、夫が投資に成功しお金持ちになる。
青年から会いにきてくれと連絡を受けている夫人は、夫に早速「ブリッジですったの」と一万ドルの小切手をおねだりしゲットする。
小切手を持って青年に会いにいくが、青年が「金で解決する気か!」と豹変し、拒む夫人の背中に自分の物であるという印の焼印を押す。
焼印を押された夫人は持っていた銃で青年を撃ち逃げる。
その場に現れた夫人の夫は、妻が撃ったと気づき「自分が撃った」と身代わりになる。
青年は一命をとりとめ、夫を訴える。
愛妻家の夫は、妻に「本当の事を誰にも話すな」と言い、有罪になる。
その様をみていた妻が耐えきれなくなり、「私が撃った!これがその理由よ!」と背中の焼印を皆に見せつける。
結果、夫は無罪となる…。

いや、どうして焼印が押されたんだとかそういう理由は尋ねないのかいと思った。
焼印押すのも断じてありえないけど、夫人の行動も罪。夫が愛妻家すぎてなんか可哀想。
ツッコミ所はあるけれど、焼印押すシーン、障子に血がつくシーン、夫があんな妻を庇うシーン。すごいドラマチックで面白かった。
あと、早川雪洲をものすごく綺麗に撮ってると感じた。
他の作品も観たい!
そして、早川雪洲の使用人役が阿部豊。
この方が監督した映画もまだ観た事がない。是非観たい!
うにゃ

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