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バッファロー’66のkazu1961のレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.0
「バッファロー'66」
原題「Buffalo'66」
1999/7/3 公開 アメリカ作品 2018-244
再鑑賞

ヴィンセント・ギャロ(私の中ではファッションモデル!)が監督・脚本・主演・音楽を手掛け、恋人役クリスティーナ・リッチとの淡い恋を描き話題となった作品です。
最初はミニシアターで公開され、カルト的なプログレ中心の選曲、個性派揃いの豪華なキャスティング、グレーを基調とした色彩感覚や小津安二郎の影響を受けたという固定カメラ中心の独特の映像で、低予算ながら一部の映画ファンにカルト的な人気を誇っています。
ストーリーは、ダメ(弱い)人間どうしが、お互いがお互いを必要としていたことがわかるラブストーリー。
主人公ビリーはまったく両親に愛されていなかったため、ダメ(弱い)人間になってしまいました。そんなダメ人間なビリーに感情移入してしまいますね。
またヒロインのレイラは、ダメな男に拉致されたのに、その男のことを好きになるというキャラクターです。こちらもやはりダメ(弱い)人間なんでしょうね。
今まで誰にも愛されなかったとしても、いつかお互い必要とする人に出会えるというメッセージ、ベットでのシーンはそれを見事に表現してますね。ビリーの心が解放されていくすべが見事です。
とても興味深い作品です!!

刑務所帰りの男とゆきずりの少女の奇妙な恋愛をエキセントリックな演出で描く異色のラヴ・ストーリー。監督・主演は俳優(「フューネラル」「気まぐれな狂気」)・モデル(カルヴァン・クライン、アナ・スイほか)・ミュージシャンなど八面六臂の活動で知られるアーティスト、ヴィンセント・ギャロで、彼のデビュー作となる。脚本はギャロとアリソン・パグナル。音楽もギャロ自身が担当し、イエスの『Heart of Sunrise』、キング・クリムゾンの『Moonchild』などが使用されている。共演は「アダムス・ファミリー1、2」「アイス・ストーム」のクリスティーナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・ギャザラ、ケヴィン・コリガン、ロザンナ・アークェット、ミッキー・ローク、ジャン=マイケル・ヴィンセント、アレックス・キャラス、ケヴィン・ポラックほか。
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