鍋山和弥

戦争と人間 第一部 運命の序曲の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

僕は、満州事変は、中学の時、歴史の授業で、知ったのですが、その時の、満州事変への認識は、『日本の、資源不足を理由に、一方的に、日本が、中国に、戦争を仕掛け、満州を、日本の領土とした』くらいの認識でした。しかし、この作品を、見ていると、単純に、日本が、悪いのではなく、金持ちや、権力者が、悪いのでは?と思えるような、気がします。資源が、欲しかったのは、財閥で、労働者は、貧乏だったり、ストライキをしたり、兵士として、戦場に、行かされたり、日本国民を、見ると、悲惨なもののような、気がします。悪いのは、国単位で、国民が、悪いのではなく、私腹を肥やす、国内の権力者だと、考えを改めました。日本だろうと、中国だろうと、それは、同じで、国民全員が、悪いのではなく、一部の権力者が、悪い。そう思えます。いつの時代も、そうかもしれません。現在も、ブラック企業とか、AV業界とかあり、権力者が、存在しますし、アイドル業界も、酷いものです。アイドル業界も、決して、華やかなものではなく、ブラック企業と同じで、格安で、馬車馬のように、働かされます。アイドルをやっている、若い女の子には、悲惨です。この作品の時代も、現在も、いつの時代も、権力者は、国民を苦しめる。この作品で、僕は、考えを、改めました。『ホントに悪いのは、私腹を肥やす、権力者なのだ』と。戦争は、悲惨だし、戦争を、引き起こす原因は、権力者。戦争を、無くすには、権力者が、権力を、行使して、国民を、苦しめないこと。そんな気がします。
鍋山和弥

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