もりりた

アルゴのもりりたのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
4.0
イラン革命により反米デモ隊がアメリカ大使館を占拠。何とか逃げ出した6人を救うためトニーが考えたのはカナダ人映画スタッフを偽るアイデア。しかし当事者たちは突飛過ぎる作戦に戸惑い反発する。

あらすじはギャグっぽいけど中身は硬派!圧倒的不利な状況で車を囲まれバンバン叩かれるプレッシャーは半端なく!全員ガチガチでバザーを歩く中、突然激怒おじさんに絡まれる想定外イベントも緊張感あったな!ラストの滑走路チェイスはこれほんとに実話?と思ったけど全体的にスリリングで勢いありちっちゃな事は気にならない面白さ!ベンアフレックの監督の手腕すご!

トニーも演者で参加する文字通りの自作自演、加えて1つのミスが命取りなのに6人とゼロから信頼関係を作る超ハードワーク!現場を知らないお偉いさんの空気読まない無茶ブリに挫けながら、覚悟を決め6人を迎えに行く姿が熱かった!今より若くて髭イケメンなのもポイント!神経質で嫌なヤツかと思いきや気転効かせ現地語で窮地を救ったメンバーがいて、諦めずチームに向き合い続けたトニーの功績はもちろん、本領発揮した人間の底力も感じた!カッコいい!

SF映画の造形はチープで大丈夫かと思ったけど絵コンテも雑誌掲載も窮地を救う材料に!戦略は大胆でも段取りは繊細にだな!
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