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掠奪された七人の花嫁のkazu1961のレビュー・感想・評価

掠奪された七人の花嫁(1954年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-346 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋シネスコ画面を活かし、派手な色彩設計と元気なダンスが見どころの明るくて楽しいミュージカル作品。MGMミュージカルの名作の一つですね。

🖋とにかくMGMを代表する俳優が素晴らしい!!主演はハワード・キールのジェーン・パウエル。ラス・タンブリン、トミー・ロールなど歌や踊りに秀でた俳優たちが出演しています。

🖋本作、原作はピューリッツァー賞作家スティーヴン・ヴィンセント・ベネットの短編小説"The Sobbin' Women"で、古代ローマの伝説的挿話である「サビニの女たちの略奪」に基づいたパロディ小説です。それをスタンリー・ドーネンが監督し、楽しいミュージカルナンバーとコミカルな演習でとても楽しい作品に仕上がっています。

🖋邦題のごとく山に住む7人の兄弟が街からそれぞれが好きになった人を妻にするために掠奪してくる内容をコミカルにミュージカルとして描いた作品です。時代感的に男女格差の意識を多分に感じさせる部分が個人的にはやや難を感じますが、その辺りのリテラシーを除くととても楽しめる作品だと思います。時代的に全く悪気は無いですからね。。。

😊Story:(参考: allcinema)
1850年代、オレゴン山中の農場に住むポンティピー家の長男アダム(H・キール)が町で美しい花嫁(J・パウエル)を見つけて帰ったことから、六人の兄弟たちも色めきたち、兄嫁ミリーに女性交際のエチケットを仕込まれるが効果なく、兄の入れ知恵で古代ローマ人に倣って、略奪結婚を敢行する。ミリーはこの蛮行に怒って男どもを納屋に追いやり、娘たちと母屋で冬を送る。町の人々は彼らを懲らしめようにも農場と町をつなぐ一本道は雪崩で通行不能。やっと春が来て彼らのもとに押し寄せると、人恋しいひと冬を離れて暮らした男女にはそれぞれ確かな感情が芽生えていた。ミリーに子供も生まれ、六組合同の結婚式で賑やかなフィナーレとなる。

🔸Database🔸
・邦題 :『掠奪された七人の花嫁』
・原題 :『Seven Briges for Seven Brothers』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1954
・日本公開 : 1954/10/26
・上映時間 : 102分
・受賞 : 第27回アカデミー賞作曲賞
・監督 : スタンリー・ドーネン
・脚本 : フランシス・グッドリッチ、アルバート・ハケット、ドロシー・キングスレー
・原作 : スティーヴン・ヴィンセント・ベネット
・撮影 : ジョージ・J・フォルシー
・音楽 : ジーン・デ・ポール、アドルフ・ドイチュ
・出演 : ジェーン・パウエル、ハワード・キール

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「君知るや南の国」のジャック・カミングスが1954年に製作したシネマスコープ色彩ミュージカル。ピュリッツァ賞作家スティーブン・ヴィンセント・ベネットの原作を「ローズ・マリイ(1936)」のコンビ、アルバート・ハケットとフランセス・グッドリッチに「水着の女王」のドロシー・キングスリーが加って脚色、「踊る大紐育」のスタンリー・ドーネンが監督した。アンスコカラーの撮影監督は「第8ジェット戦闘機隊」のジョージ・フォルシー、音楽監督はアドルフ・ドイッチュである。出演者は、「ローズ・マリー(1954)」のハワード・キール、「スイングの少女」のジェーン・パウエル、ジェフ・リチャーズ、ジュリー・ニューメイヤー、ラス・タンブリン、ナンシー・キルガス、トミー・ロール、ヴァージニア・ギブソンなど。
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