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百萬圓貰ったらのlemmonのレビュー・感想・評価

百萬圓貰ったら(1932年製作の映画)
4.0
ろくな奴いねーなー😄


死期の迫った資産家が、100万ドルを渡す相手をランダムに電話帳から選び、その人たちがどうするかを描いたオムニバス作品。これがオムニバスのはしりといわれているそうな。

自分のように豊かな人生を送ってほしい(鬱陶しいわあ😅)と、まったく関係のない善良な市民に配ろうってことで、アットホームな作品かと思いきや、かなりシュール。実際こんなもんなのかも💦

全部面白いエピソードだったが、ジョージラフトとチャールズロートンのパートに爆笑。前者はせっかくのチャンスが手遅れである皮肉、後者はもうほんとシュールでおそらく一番短いパートだが一番共感できちゃった被害妄想の逆転劇を現実にできちゃった話😅
思わず、短ッ!!って言ってしまった。

各エピソードどれも面白くするためだと思うが、ろくなのいません。でも人間臭い。権力もてば今度は持った側がろくなやつにならん。でもわかるんだよねえ!!!自分が嫌になる😂



ラストに訪れる資産家への皮肉。
結局虚しくないか?周りに残したい人がいないのは。働くことは生きることであり、次世代への橋渡しでもある。ご婦人と知り合えてよかったよ。

全編の雰囲気は軽いが、鋭い指摘をされたかのよう。人生の価値は人それぞれだが、金があるからって幸せなわけじゃあ、、、


あれ、被害妄想だ😭無念。



10万円もほんとに必要な人の手に渡って欲しいが、難しいのだろうなあ。
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