kazu1961

戦慄の調べのkazu1961のレビュー・感想・評価

戦慄の調べ(1945年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-661 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋主人公のジョージを演じる怪優レアード・クリーガーの目を見張る素晴らしい演技に惹き込まれます。記憶を失う前と失った後の表情の変容、そのジキルとハイド的な演技は素晴らしいですね。本作の後、急逝したのは残念なことでした。。。

🖋そんなレアード・クリーガーの怪演、芸術家と殺人鬼の混ざり合い、ロンドンのさりげない風俗描写、そして作中に流されるピアノ曲が素晴らしいフィルム・ノワールです。

🖋そして、原題の『Hangover Square 』という意味がわかるラストは秀逸です!!

😨Story:(参考:KINOMACHINA)
19世紀後半のロンドン。霧の街の夜闇に隠れて、殺人放火事件が発生します。殺されたのはフルハム街の骨董商。警察は犯人探しは難航しますが、ある一人の男が現れます。「事件が起きた時刻の記憶がない、気がついたら血が付いたコートを着ていた」というその男は、ジョージ・ボーンズ、将来を嘱望される新進気鋭の作曲家です。彼は果たして殺人を犯したのか。

🔸Database🔸
・邦題 :『戦慄の調べ』
・原題 :『Hangover Square』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1945
・日本公開 : 1950/12/23
・上映時間 : 77分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョン・ブラーム
・脚本 : バー・リンドン
・原作 : パトリック・ハミルトン
・撮影 : ジョセフ・ラシェル
・音楽 : バーナード・ハーマン
・出演 : レアード・クリーガー、リンダ・ダーネル、ジョージ・サンダース、グレン・ランガン、フェイ・マーロウ🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「謎の下宿人」に次いで、ロバート・バスラーが製作、ジョン・ブラームが監督した1945年度作品で、「ロープ」の原作者パトリック・ハミルトンの小説より、「謎の下宿人」のバリー・リンドンが脚色、「小間使(1946)」のジョゼフ・ラシエルが撮影、「アンナとシャム王」のバーナード・ハーマンが音楽に当たっている。主演は「謎の下宿人」と同じく故レアード・クレガーとジョージ・サンダースと「西部の王者」のリンダ・ダーネルで、「呪われた城」のグレン・ランガン、フェイ・マーロウ、アラン・ネイピア、フレデリック・ワーロックが助演している。
kazu1961

kazu1961