フリーザ

セレンディピティのフリーザのレビュー・感想・評価

セレンディピティ(2001年製作の映画)
3.9
【2020年クリスマス映画鑑賞記録32】

セレンディピティって言い難い。

『めぐり逢えたら』に近いテイスト。

要は運命を信じるかという話であり、運命を感じたとして受け身じゃなくどれだけ行動的になってその運命を手繰り寄せるか、という話。なんですが、2人とも婚約してるというのが気になる。
他人の犠牲の上に成り立ってる愛というのがフィクションであれ純粋に素敵には思えず残念。
後まあこう言っちゃおしまいなんですがやってる事ストーカーじゃん、っていうつまらないツッコミを入れたくもなります。


と言っても冒頭で2人が出会って~の一連のシーンはクサイけど中々素敵だし、全編通して結構コミカルで1時間半という手軽さも丁度よく、上記の婚約者云々も後味悪く描いていないので喉越しはそう悪くない作品。

また、街並みを真上から捉えたシーンが気持ちよく、クリスマスシーズンの街の賑わいも感じられて良いです。
ラースがやってる妙なバンドも味があり中々面白い。ミュージックビデオにツッコミ入れてるシーンがツボでした。

言うほどセレンディピティが重要じゃないのと主人公達が薄着で観ていて寒くなるのが気になりましたが、総じて中々好みの作品でした。
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