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デイ・アフター・トゥモローのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.6
▪️Title : 「デイ・アフター・トゥモロー」
Original Title :「The Day After Tomorrow」
▪️First Release Year:2004
▪️JP Release Date :2004/06/05
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-400 再鑑賞
🕰Running Time:124分
▪️My Review
コロナ禍で一時的にCO2排出量が減少してるようですが、実際に異常気象が続々と起きていることをかんがえればとても絵空事とは思えない作品です。書籍によるとCO2排出量が一向に減らない場合、あと平均気温が2℃上昇するだけで、1/3の人口は地球上に住めなくなるという学説もあります。公開当時よりも、現在そして今後そうなる可能性を抑制するためにも人類自らの戒めとすべき作品ではないか思います。
本作は、ローランド・エメリッヒ監督が描く、地球温暖化によって突然訪れた氷河期に混乱する人々を現実味を持って描いたパニック映画です。主演の古代気象学者にデニス・クエイド。その息子役に当時まだ若手の人気俳優ジェイク・ギレンホール。またイアン・ホルムも脇を固めています。当時最新鋭のVFXとセットの融合が作りだすニューヨークを襲う巨大津波や、北半球を覆い隠す氷河は映画としてはリアリティあふれ迫力満点です。。。これが実際に起きると。。。
ローランド・エメリッヒ監督は自然災害をドーンと引いた画で撮影しています。こざかしいことを避けて自然の脅威を真っ向から描き出していますよね。少し人間ドラマが弱いのは残念ですが、本気で地球の危機に取り組んだ作品としては必見だと思います。今だから観るべき作品ですよね。
物語は。。。
南極で研究を続ける古代気象学者ジャック・ホール教授(デニス・クエイド)は調査データから地球規模の自然危機を予感します。そして、その4か月後、東京などで異常気象が発生し彼の嫌な予感は現実味を帯びてきますが。。。
SF映画であるとも言えますが、当時の映画の公開より約2年前の2002年に実際に崩壊したラーセンB棚氷に大規模な亀裂が走る場面が出てくるように、フィクションではなく史実である部分も存在しています。ほんと人間の傲慢に対する警鐘ですよね。
東京の千代田区が中国のようなのは、興醒めですね。

▪️Overview
古代気象学者ジャック・ホールが、自らの研究から地球温暖化による世界規模の大災害を予告。その4カ月後、世界各地で異常気象が発生し、彼の仮説が証明されることに……。「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督によるスペクタクル巨編。ロサンゼルス、ニューヨーク、東京、ロンドンなど、世界の大都市が竜巻や洪水などにより崩壊。その中で生き延びようとする人々の生き様を描く。(引用:映画.com)

出演は、デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、エミー・ロッサム、イアン・ホルム、セーラ・ウォード。
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