ちろる

大学は出たけれどのちろるのレビュー・感想・評価

大学は出たけれど(1929年製作の映画)
3.5
佐野史郎さんの活弁での小津サイレント映画が結構好きなので、U-NEXTで。
90年前のまだ大平洋戦争が始まる前、人口増加に伴い若者の就職難。
大学をせっかく卒業したものの、就ける企業がなかなか見つからないで四苦八苦する主人公の姿をコメディタッチに描いた本作。
お母さんには働いてることにして下さいよ。と。下宿のおばさんにも根回しするくらいええ格好しいなのに、妻にはちゃんと全て話すとこはかわいい。
親には心配されたくないもんだもんねー
「受付の仕事ならあるよ!」
「僕、大卒なんですけど、、」
と大卒看板はそう簡単に捨てられなくてそんな裏で妻は内緒で・・・
なまじプライドの高い男の器の小ささが揶揄されてて楽しめました。
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