ウエストレイク

幽霊と未亡人のウエストレイクのレビュー・感想・評価

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)
4.7
未亡人が夫の家族から離れ、娘と家政婦の3人で海辺の家を借りて移り住む決心をする。
しかしその家は幽霊の出るいわく付きの物件だった…

ただ、幽霊と言ってもホラー要素は無く少しも怖くない。80年前の映画なので特殊効果的なものも無い。


強情で気の強い未亡人の主人公と、豪快だが繊細で優しい船長の生者と死者の心の交流のロマンスが主軸。

未亡人役のジーン・ティアニーはとんでもなく美しく優雅。お人形さんみたい。

船長役のレックス・ハリソンは豪快で乱暴な部分もあるが紳士な身のこなし。
あの特徴的な声と喋り方は頭にこびりつきます。

霊であることを最大限に生かした駆け引きはとても面白く、台詞まわしも非常に楽しい。



彼女の出会いや別れを影ながら見守る船長。
彼女への想いもあるけど、彼女を尊重しそっと身を引き夢の中へ

船出の時、再会するシーンはわかっちゃいるけどグッときます👥


心に深く残る作品と言えるでしょう。
こういう映画ばっかり観てたいと思える一本でした。



画質悪いのは仕方ないか…
ウエストレイク

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