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泥棒貴族のcatmanのレビュー・感想・評価

泥棒貴族(1966年製作の映画)
4.0
1966年公開。ライトタッチの泥棒サスペンス。シャーリー・マクレーンがめちゃめちゃチャーミング。マジコケティッシュ。本作の魅力=ヒロインの魅力。序盤は些か退屈なんだけど、彼女をアクティベイトしてからは俄然楽しくなる。頭像を盗み出すシークエンスで意表を突いて見せる彼女の身体能力の高さは本作のハイライト。Yes sirと小さく3度 敬礼する仕草の愛くるしさで優勝決定。主人公の心変わりの様子が今ひとつよく分からないけど、マイケル・ケインのスノッブなキャラは言うことなし。ハーバート・ロムはいつもきっちり仕事しますね!トリッキーな脚本もブラボー。ラブコメになり下がる二歩手前で踏みとどまってる感じが好感度高し。てっきりイギリス産かと思ったらアメリカ映画だった。これでもっと屋外ロケが多かったらオープニングの様なカラフルでエキゾチックな雰囲気が更に出てもっと素敵だったろうなぁ。『発掘良品』でようやく観ることが出来ました。ありがとうTSUTAYA。
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