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狼のyaaaのレビュー・感想・評価

(1982年製作の映画)
4.0
爆裂都市の兄・戸井十月主演で高橋伴明監督のピンク映画。

ピンク映画ってエロい、いやSEXシーンが多い映画でしょう?という問いにくいぎみで即答するような映画。
食う、寝る、ヤるしかない!
ヤるの大盛り。
潔い!シンプルイズベスト。

変態の話ではなくて、文明社会本能のままに生きていきたいぜって話。
移動手段が「走る」のみの男が働いて稼いで食べ物買って食べて寝る生活(女をみたら襲うのビックリ付き)から食べ物盗んで食べて寝るの石器時代に戻っていく。2001年宇宙の旅のまさに逆。
SEXシーンもどんどん獣の交尾みたいになっていく。
わかりやすぎて気持ちよくなってくる。
合間合間に文明社会代表の訪問販売がやってくるが
ごちゃごちゃうるせーんだよ!と爽快。
最初からリアリティはないが最後の飛躍が主張を強力にさせて痛快。

観たい時は「ピンク、朱に染まれ」で探してみてください。

現在邦画でおもろい美術を手掛ける林田裕至さんが特殊メイク、黒沢清監督が製作進行(弁当運び)で参加。人に歴史あり。
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