深海のタコさん

ドラえもん のび太とふしぎ風使いの深海のタコさんのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

問題は、この現代にこんな村や民族が存在したら一瞬で大ニュースになるはずなのに、全くそのことについては触れないこと。
ドラえもんは、どんなにファンタジーなことでも科学的な説明を(こじつけだとしても)つけるところがいいところなのだが、本作ではそれについての説得力が全くない。

例えば、のび太の大魔境も"現代"にある未知の国の話であるが、しっかりと「ヘビースモーカーズフォレストのお陰で衛生写真が撮れず...」という建前がある。
対して本作では、ドラえもんも「現代にこんな場所があるなんておかしい」等の発言は一切せず、普通に風の村を受け入れてしまっている。
黒幕も取ってつけたように22世紀からきた時空犯罪者だし(しかも動機がよくわからん)、全体的に甘い。

いいところは、フー子が可愛いとこと、モンゴル風の衣装がオシャレなとこ。