てらっきー

人狼 JIN-ROHのてらっきーのレビュー・感想・評価

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)
3.7
原作、脚本は『攻殻機動隊』『イノセンス』の押井守

何度か年代毎に実写化もされているけど此方のアニメ版が一番!



戦後復興も間もない昭和初期の日本
アメリカではなくドイツが日本を統治していたという架空の設定


首都、東京では"セクト"と呼ばれる過激派グループによって盛んにデモやゲリラ活動が行われていた

その鎮圧部隊として結成されたのが通称、首都警"ケルベロス"である…




異様な風貌の特殊部隊
全身ボディアーマーで重装備
武器はドイツ統治されてたということで第二次世界大戦時に仕様されていたMG42機関銃

ガスマスクの目が赤く光るのもまた威圧的で不気味な感じが恐怖に陥れる。



任務中に少女が目の前で自爆しトラウマを抱えてしまった隊員の伏一貴

亡くなった少女の姉、雨宮圭との出逢い

そして警察内部での策略などが織り成すストーリー



この時代のノスタルジックな風景は押井色が色濃く出てるかと

アクションは少ないながらも攻殻やイノセンスを思わせる重厚で迫力のあるシーンが観られます!
これもリアリティを重視した押井守らしさ全快♪


ラストの虚しさがまた…


この世界観、嫌いじゃない(* ̄∇ ̄)ノ
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