あんときの井上

フィッシュタンク〜ミア、15歳の物語のあんときの井上のレビュー・感想・評価

3.1
序盤は『早熟のアイオワ』を想起しつつ、希望的でも厭世的でもない終わり方に不満が残った。

要するに、怠惰な終わり方に私には見えた。

なぜなら、主人公ミアが旅立つそのラストシーンは、さもありなんのテンプレ過ぎて、作り手がミアの人生に匙を投げたように感じたからだ。

一番の見どころはミアが、彼の幼い娘を濁流に投げ入れたところだ。

なぜなら、溺れないか本気で心配になるからだ。
あんときの井上

あんときの井上