DQNの子はDQNの宿命から自らを救い出す為に、息も絶え絶えの世界から脱出する為に新天地へと旅立つ15歳。あまりのクソガキっぷりにお前とりあえず一回誰かにゲロ吐くまで怒られるか殴られるかしろそっちの方が早いと思ったが、その相手がこれまた超絶クソおっさんで…それでもこの人なら信頼できると身も心も委ねかけた相手なのだからこんな可哀想な事は無い、おっさんは一回ちゃんと捕まえ。鎖に繋がれた白馬に対するシンパシー、16歳で「寿命」を迎えた馬とは違い未来ある少女の劇的な別れ。大変イギリス的な、もっと言えばケン・ローチ的なテーマをより現代的に、リアルに、ダンスが如何にも自主練レベルなのがまたいい、ガレッジセールの方が上手い。
