なだ

インファナル・アフェアIII 終極無間のなだのレビュー・感想・評価

4.0
インファナルアフェア三部作
最終章
⚠ネタバレしていますので未見の方はスルーして下さいね🙇



今回は1作目ラストからの疑惑。警察側に何人裏社会の人間が潜んでいるのか?
保安部のヨン(レオン・ライ)がどちら側の人間か解らない⁉


     ⏰
ヤンの殉職日2002.11.27から時系列が複雑に前後するので少し内容が分かりづらかった😅
時系列書き出して整理してました💦

前後する時間の表現がマルチバース的な雰囲気もしますが、私はラウ(アンディ・ラウ)がヤンと自分を同一視してしまうループに囚われた辺からラウの終わりのない地獄曼荼羅を想像してしまった。


     ⏰
「明日が過ぎれば無事だ」
ンガイ家の腹違いの兄弟として裏社会から抜け出して善人になりたかったヤン
マフィアのサムの手下から警察に潜入して善人として生きる道を目指してしまったラウ
「身近な人間を売る」仕事は自分もいつ売られるか分らない恐怖を感じ続けなければならない。そんな生活辛すぎる…

そして仇討ちの果に犠牲になった者を弔ってもこの裏社会と警察の関係は変わらない。

香港ノワールとして今作を括るのには少し違うスケールを持った作品でした。
人の心の虚しさまで表現しているのはホントに良く練られた脚本ですね✨完走して良かった。

美人精神科医リー先生(ケリー・チャン)とヤン(トニー・レオン)のエピソードが見られたのはボーナスタイム😆
トニー・レオンの子犬のような笑顔がたまらんかったです😆💘
なだ

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