The People vs Larry Flynt 1996
ミロス・フォアマン監督
破茶滅茶でどうしようも無いラリーフリント。
そんな彼だが終盤に近づくにつれ段々と惹かれて行きました。
自由を愛し偏見を憎み、家族への愛情と友情を貫く。
HIVの妻に握手しようとしない部下たちを断罪して許す。
病気とソドミーを結びつける大物牧師とは徹底的に闘う。
ウディ・ハレルソンの孤独。とことん付き合う(もう腐れ縁です)弁護士エドワード・ノートン。
彼の弁論が素晴らしかった。
二人の名優が魅せてくれました。
そしてコートニー・ラブが彼らに負けない名演。
大好きな映画です。
本物のフリントが石頭の裁判官役で登場。
実在人物を扱う最近の映画ではメイキャップを突き詰めますが、この映画は結構素です。こっちの方が好きだな。
