「鏡を見てみろ 俺が映るはずだ」
新生スター・トレックシリーズ最終章。ピカード艦長たちともこれでお別れ。
ライカーとディアナが職場結婚。祝福モードも束の間、とある惑星から謎の電波をキャッチ。調査に向かうエンタープライズ号。そこでピカードたちが発見したものは、データと同じタイプのアンドロイドだった……。
今回の見どころは、やはり敵がピカード艦長のクローンという点ではないでしょうか。演じているのは若かりし頃のトム・ハーディ! ヴェノムvsプロフェッサーX!! もうとっくにマルチバースが実現していたんですなあ。
という冗談はさておき、共通点が禿げていること以外、この二人全然似ていない。というか、若いころからすでにツンツルテンだったのかピカード。
しかしこのピカードのクローン、名前をシンゾンという彼、どうもヴィランにしては存在感が弱い。威厳がないというかカリスマ性が感じられないというか。
また、シンゾンがピカードのクローンという設定も活かしきれてるとは言い難い。同じDNAを持つものとして、例えば艦長しか立ち入ることができないエンタープライズの極秘データに侵入するとか、そんな流れがあっても良かった気がする。
とはいえ、データとデータそっくりのB-4との対面シーンとかはよくできていたし、終盤の宇宙船同士の衝突シーンは圧巻の一言だったし、トータルでは面白かった。最後の最後までロン・パールマンには気づかなかったけど。
メンバーの皆さん、お疲れさまでした。