カズオ•イシグロの原作を読んだのはものすごく前だけど、この「ありそう…!」というディストピアSFを、テクノロジーの進化した“未来”ではなく、ノスタルジックな“過去〜現在”に設定してるのがより怖くて、それをこうやって静謐で淡々と美しい映像で見せられると、ほんとうにゾクゾクして怖い…
キャリー•マリガンはこの頃から人権に関する映画を選んでいたのかな
子役の配役もすごく良い。表情のつくり方がそっくり。
ヘールシャムの先生たちは、人権意識にまつわる思想をもって運営してた。提供者としてすぐに亡くなる運命の子供たちにも教育が必要と考えていたし、きっとギャラリーを通して“本当に臓器提供のためだけにクローンを作るのが正しいのか?”という抗議的な活動をしていたんだよね
校長もマダムも他の先生たちも、みんな女性だったのには、良くも悪くも配役の意図を感じることができる。
というか校長とマダムもパートナー関係だったのかもしれないな、と今回映画を見てふと思った。
ルースの立ち回りも、つまるところキャシーへの執着じゃん
アレックス•ガーランド繋がりで見たんだけど、わたしアレックス•ガーランド関係する作品すごく好きっぽいなぁ