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マディソン郡の橋のkazu1961のレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「マディソン郡の橋」
Original Title :「The Bridges of Madison County」
▪️First Release Year:1995
▪️JP Release Date :1995/09/15
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-477 再鑑賞
🕰Running Time:135分
▪️My Review
“永遠の4日間-どんなに離れていても、あなたを感じる。”とても美しい愛の物語です。
製作・監督・主演を兼任したクリント・イーストウッドとメリル・ストリープの名演が胸を熱くします。特にこんなにキュートなメリル・ストリープはあまり他には印象がありません。
全編アイオワ州マディソン郡で撮影された映像は詩的な美しさに満ちあふれていて、原作の世界的ベストセラー小説をさらにドラマティックに映しだしています。
メリル・ストリープのキュートさ、それは初恋のようなドキドキ感を演じてるからでしょうね。アイオワ州の田舎に住む平凡な主婦と、そこを訪れた中年カメラマンの4日間の恋の物語。。。不倫と呼ぶにはあまりに初々しい、イーストウッドとメリル・ストリープのドキドキするような関係は、まるで初恋のようです(とは言え、イーストウッドこの時65歳ですよね、中年ではないですね。。。)。
マディソン郡の橋、この素朴な美しい橋、ローズマン・ブリッジ。イーストウッド扮するカメラマンが撮影にきた7つの屋根つきの橋は、100年以上も昔に架けられた歴史的建造物なんです。「キッシング・ブリッジ」という別名のつく、カップルのデートスポットでもあるんですね。

物語は。。。
アイオワ州マディソン群の片田舎。農場主の妻フランチェスカは、夫と二人の子供に囲まれ平凡な主婦として穏やかな毎日を送っていました。そんなある日、一人で家の留守をしていた彼女の所へある男が道を尋ねてきます。男の名はロバート・キンケイド。旅のカメラマンで、この近くの屋根のある橋ローズマン・ブリッジを撮影に来ましたが道に迷ったといいます。橋までの道案内に車に同乗したフランチェスカ。それは二人にとって、永遠に心に残る4日間の始まりでした。。。

素晴らしい二人の演技と美しい映像、そして心に滲みる音楽、4日間の短いストーリーですが、心がピュアになる、そんなひとときを過ごせる素敵な作品です。

▪️Overview
たった4日間の恋に永遠を見いだした中年の男女の愛を描いた、大人のラヴストーリー。原作は、世界中でベストセラーになったロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説。映画化の争奪戦が繰り広げられ、監督や主演者の候補にさまざまな名前が挙がった。一時はスティーヴン・スピルバーグが監督と報じられたが、結局、監督・製作・主演の3役をクリント・イーストウッドが兼任して映画化(スピルバーグ主宰のアンブリン・エンターテインメントとイーストウッドのマルパソ・プロの共同製作)。相手役にはメリル・ストリープを迎え、二人の共演が見もの。脚本は「フィッシャー・キング」のリチャード・ラグラヴェネス。製作はイーストウッドと、「コンゴ」のキャスリーン・ケネディの共同。原作に忠実に、アメリカ・アイオワ州マディソン郡でロケーション敢行した美しい撮影のジャック・N・グリーン、音楽のレニー・ニーハウス、編集のジョエル・コックスは、「パーフェクト・ワールド」「許されざる者(1992)」などにも参加した、イーストウッド作品の常連。美術はジャニーヌ・クラウディア・オップウォール。共演はアニー・コーリー、ヴィクター・スレザック、ジム・ヘイニーら。キネマ旬報外国映画ベストテン第3位。(参考:映画. com)
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