上島竜兵さんの訃報を聞いて今更ながら観てみようかと思いました。
上島竜兵の狼男、八嶋智人のドラキュラ、チェ・ホンマンのフランケンのお供三人組はなかなか良かったです。
小ちゃいオッサンを除いて……
いやコレはキツい。
この小ちゃいオッサンを怪物くんと強弁するのは本人にも観客にもツラいです。
子供向けだからそんなに目くじら立てて怒らなくてもと思いましたが、コレ酷すぎひん？
どう考えても今回の悪役の上川隆也の言う「王族の生まれというだけでワガママ放題の王子が王になるのはおかしい。能力のあるものが王になるべきだ。」という主張に観客は大きく共感しますし、コイツが普通なら善玉ですよね。
それをワガママと切って捨て、本当のワガママは覚悟と責任が必要だとのたまう怪物くんに一寸も感情移入できません。
しかもそんな題材をカレーの国とは言いつつ完全にインドをモデルとした国でやります？
カースト制が色濃い国をモデルにして下の者が上のものに対して物を申すのをワガママと言うなんて製作者はマジで何考えてんの。
ギャグのテンポもアクションのキレもなく、見どころはマジでないです。
なんかセフィロスみたいな松岡くんも大火傷しています。
