えびちゃん

七人の侍のえびちゃんのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.5
アッッッツイ!!アッツアツ!動悸がすごい。借りたDVDのケースを開けたら2枚ディスクが入っており思わず白目剥いて慄いてしまったけど、200分激しい鼓動を感じながら楽しんだ。黒澤は…わたしにはちょっとダイナミックすぎてお腹がいっぱいなんですが、でもやっぱりおもしろい!!!サイコー!
志村喬さんがかっこよすぎて好きな日本人俳優圧倒的1位となりました。冷静で義理堅くてユーモアもある。どうしてわたしの上司は志村喬さんじゃないの?三船敏郎が演じる菊千代のコミカルさも魅力的だ。彼はこんな演技もできるのか。椿三十郎のような豪胆さやどっしり感はなく、落ち着きがなくてアホだし邪魔くさいし子どもにも舐められてるけどアッチィ男だ。彼の慟哭は誰もが忘れられないだろう。
村の百姓たちとおサムライ御一行との信頼と協調が育まれていく様もいい。おサムライ一人一人のキャラクターが粒立っている。全員愛せずにはいられない。久蔵…。
そしてアチアチのままでは終わらせない手腕。あくまで主役は百姓たちだった。小高い丘にそびえ立つ4つの墓はこの村をこの先も守り続けるだろう。アッチィ〜!
ハァ〜すごい。興奮がずっとピークだった。黒澤のこと好きになれそう…。さいこう…。
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