羅生門
ストーリー
湾岸戦争で戦車部隊を指揮していた男性が、名誉勲章候補者調査を任される。候補者・ウォーデン大尉の調査を進める彼は、関係者の証言の微妙な食い違いに気づき始める。
主演 デンゼル・ワシントン
監督 エドワード・ズウィック
大胆な物語構成と登場人物たちの視点はまさに「羅生門」
とても面白く泣ける。
しかし、どの過程を踏もうとこの終わり方しかない事は容易に想像できる。
つまり我々は答えを知りながらラストに向かう訳だが、それでも泣けるこの映画は見事だと思う。
かなり早い段階でオチは予想できるのだが、なかなか物語が進行せずそれでいて尺が長い。
あとは何を描くのか?の問題になるが、そこで良いアクセントを加えるのがメグライアンとマットデイモン。
この2人の一貫した演技のおかげでなんとかこの映画は持ち堪えた印象だ。
さすがにデンゼルワシントンの演技はピカイチだが、この後の出来事などを考えると「一筋縄ではいかない人生だろうな」と思いを馳せる。
戦火のシーンは迫力がありとても良い。
デンゼルワシントン好きには外せない作品だろう。