りょうた

赤ひげのりょうたのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
4.3
強面でぶっきらぼう、言葉も悪いが情に熱く愛に溢れている赤ひげを三船敏郎が好演。壮絶な過去を持つ患者たちを赤ひげのいる小石川養成所で働くことになった保本と二人で癒し、時に最期を見届ける。それぞれのエピソードは重ためだし、治療という治療はあまりしてないように見えるが、赤ひげの人柄と包容力は見ていてとても気持ちがいい。
赤ひげは三船敏郎が演じてきた中でも屈指の魅力的なキャラクターだと思う。そして喧嘩めっちゃ強い。自分が折った腕を見て「これはひどい」とか言ってるの面白い。最初は拒絶していたが次第に赤ひげに惹かれ師事するようになっていくエリート医師の保本を演じる加山雄三もいい。志村喬と笠智衆もちょっとだけ出てた。3時間全くだれず、長さを感じない素晴らしい人間ドラマ。すごい映画だった。
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