このレビューはネタバレを含みます
盗るものがないから警察も来ない街、ブロンクスに住む青年ジャマールが、小説家の老人と出会い、文章の書き方を教わるお話。※語弊ありw
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・あの夜道にすーっと漕ぎ出た自転車のシーンがあたたかくて、あたたかくて…
希望に満ちたストーリーが好き。
・作中、老小説家にとって生涯唯一の作品タイトルはAvalon Landing、アヴァロンとはアーサー王伝説に出てくる島の名。彼は傷を負い、癒しを求め、彼の地で最期を迎える…
半生で体験した理不尽から、彼は「人の生き死にに理由なんてない」と言ってのけるが、
ラスト、小説をなぞるような彼は故郷の島へと旅立っていくが、小説とは別の意味を持つだろうことにホッとする。
わたしたちは彼の遺作Sunset(日没)の内容をきっと知っている…
・窓から直下のバスケットコートを覗くあやしげな老人のシーンから始まり、開け放たれた窓から大空が広がっているシーンで終わる。
やっぱりブックエンドは対になっていないと…なーんてw
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・未来惑星ザルドスでも、奇しくもオズの魔法使いがモチーフになっている。それにしても主人公像が真反対なことw
・素敵な兄もどうか報われてほしいと思っていたけれど…役者を投影したキャラクターだったのね。当の本人は現実世界でラップのスーパースター!夢叶ってたw
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・ルック0.5
・シナリオ1.0
・役者1.0
・深度1.0