Ginny

めがねのGinnyのレビュー・感想・評価

めがね(2007年製作の映画)
3.7
癒される。
都会の喧騒というか地獄の日本社会・SNSから一時離れて、黄昏られる心地よいヒーリング映画。
ちょっと辛いな、疲れるな、なんかやだなって人におすすめしたい。解き放ってほしい。

かもめ食堂の方が個人的には好みですが、フィンランドが舞台なだけありフィクション、ファンタジー感が強いと思う。本作も、離島なので身近ではないけれど、漂う空気感はなんとなく理解できるからかもめ食堂より身近に思えるんじゃないかな。
かもめ食堂は、バイタリティあり行動できる人が見てよし!ってなれる映画で、めがねは疲れた人が羽を休められる映画かなぁ。なんとなく。

めがねというタイトルに意味はないみたいですが、見ながら 色眼鏡なしに人を見る人たちの映画で心地よいと思った。
もたいまさこさん演じるさくらさん最強でこんな風になりたいなと思わされた。
今の若い子の発言にイライラしてしまっていた時だったので、そういうのに対して顔に出してしまいそうだったりチクチク言葉が思い浮かんだり。発信はしてないけどしてしまいそうな自分がいる。
さくらさんみたいに何を言われてもブレなそうで受け止めてるのか流してるのかわからない凪いた感じ、でもどこか芯がある感じ、いいなあ。

旅行良いよなぁと思った。
凝り固まって今いる空間で息苦しくなるなら 少しでも散歩でもいいから、歩いていろんな景色を見てリフレッシュした方が良いよね。
自分の足で自分の目で自分の体で感じて。

小林聡美さん肌綺麗で羨ましい。
Ginny

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