オープニングの駅馬車が猛スピードで走る映像は躍動感が印象的でした。父が西部劇好きで家のテレビでよく流れていたこともあり、今でもついつい観てしまいます。
西部劇の巨匠といえばジョン・フォード。『駅馬車』『アパッチ砦』『リオ・グランデの砦』など西部劇の古典といわれる傑作が並ぶ大監督です。
雄大なモニュメント・バレーを背景に、ネイティブアメリカンと騎兵隊との散発的な小競り合い、老兵の死、隊列の中での会話、商人とネイティブアメリカンとの商談交渉などなどいくつものエピソードがパッチワークのように繰り広げられていました。
そして、やっぱりジョン・ウェインは西部劇がよく似合う…。風格があるというか重厚というか、どっしりしていて、いるだけで作品が見栄えする気がします。
ストーリーにはのめり込むことはありませんでしたが、アメリカ開拓時代の西部の雰囲気を存分に味わうことができました。