カミワザ

クローサーのカミワザのレビュー・感想・評価

クローサー(2002年製作の映画)
4.1
アジア版『チャーリーズエンジェル』ってところでしょうか。
ってか、これもかなり面白い。

こちらも冒頭のスタイリッシュなアクションに目を奪われます。
アクション作品は初手にどれだけのモノをみせられるかが肝になりますよね。
天井で開脚し敵をなぎ倒したり、空中での銃捌き。それ以前になんとも美しいのだろう・・・・スー・チー。
ヴィッキー・チャオもあの大きな瞳がとても可愛らしい。彼女の活躍では『少林サッカー』もお勧め。

そもそも、スー・チーとヴィッキー・チャオが姉妹なんてあり得ない完璧設定。なんて思いながらも風呂場で2人じゃれ合う、ショートパンツ姿に萌え萌えで、やっぱ最高!ってなってしまう(笑)

話は、世直しをする2人の姉妹と、それを良しとしない1人の女性刑事(カレン・モク)との追いかけっこから展開していくが、途中物語はあらぬ方向へ・・・
個人的にこれが頂けない!何故こうしたのか。途中の恋愛パートも全く意味無くなってしまったのは勿体ないとも感じるのですが・・・
こんな展開にせずに、「世直しヒロイン」物として貫いて欲しかった。

そんな一部不満もありましたが、全編通して、クンフー、ワイヤーアクションと存分に堪能できました。
倉田保昭との日本刀の殺陣は特に見応えがあります。

派手なアクションと、綺麗な出演陣を観ているだけで私的には大満足。やっぱリこれも目の保養映画だった。

台湾(スー・チー)、中国(ヴィッキー・チャオ)、香港(カレン・モク)とアジアの3大スターが主演しているのであれば、是非その中に日本(柴咲コウ)辺りも出してほしい。
カミワザ

カミワザ