サトミン

泥棒成金のサトミンのレビュー・感想・評価

泥棒成金(1954年製作の映画)
3.8
1955年のアメリカ映画。
日本では、第2次世界大戦が終わり10年、高度成長時代真っただ中。今回、ロケ地として、舞台としてのフランスであるが、政治的には、きな臭いことが起こり始めていました。
当時のトルーマン大統領はフランスがインドシナ半島の植民地を維持する動きを援助しようとした。
アメリカ合衆国はフランス軍に物資を供給し、軍事アドバイザーを派遣し、
アメリカでは、冷戦、人種差別、消費文化の始まりが起きていた。
第一次インドシナ戦争で共産主義ベトナム人独立運動組織ベトミンと戦うように仕向けた。
戦争ビジネスは儲かるとして、アメリカ政府は経済と軍事をセットにしてきてますね。
作品の背景がわかると、学校の授業より面白い。
パラマウント映画製作。テクニカラー、ビスタビジョン。
フランスのカンヌ地方の景色、良かったなあ。
最後まで犯人わからず。頭が鈍いので、幸せな映画鑑賞。
以下Wikipediaより抜粋。
ジョン・ロビーはかつて「猫」(The Cat)と呼ばれ、金持ちからしか盗まないという独特な美学を持つ名高い宝石泥棒であった。
警察に捕まり収監されたこともあったが、戦時下の爆撃のさなかに刑務所を抜け出して野に下り、
レジスタンスとともに戦って英雄となった。その功によって事実上の恩赦が下り、今は仮出所の扱いながらも自由の身となり、
リヴィエラを見下ろす高台の屋敷で悠々自適な生活を送っている。
「リヴィエラ」と総称される海岸リゾート地の西側コート・ダジュール(フランス語: Côte d'Azur)は、
南フランスに所在する、風光明媚な保養地として知られる海岸。
気候は地中海性気候で、乾燥する夏季には長期休暇(ヴァカンス)を過ごすフランス人をはじめ太陽に恵まれない地域から観光客が多数訪れる。
そのため、観光地として国際的にも有名なことから沿岸部は都市化が進んでおり、主な都市にはニース、アンティーブ、カンヌ、モナコなどがある。
ヒッチコックはバスでケーリー・グラントの隣に座る乗客として登場する。
ヒッチコック初のワイドスクリーン作品であり、パラマウントが新開発したビスタビジョンで撮影された。
公開翌年の1956年、主演女優のグレース・ケリーは
ロケ地のひとつであるモナコ公国のレーニエ大公と結婚する。
本作にはモナコ市街を一望するチュルビ村までドライブするシーンがあるが、
グレース大公妃は1982年にこの場所の近くで自動車事故を起こして他界した。
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