ジェーン・フォンダが第44回アカデミー賞で主演女優賞の栄冠を獲得した作品。物語は、ニューヨークで失踪した男を探す為にドナルド・サザーランド演じる私立探偵クルートが、男がジェーン・フォンダ演じるコールガール、ブリーに宛てた卑猥な手紙を頼りに調査を始めるが…。
コールガールを演じるジェーン・フォンダの、都市で一人で生きる女の不安定さや心の機微を演じる姿が素晴らしい。そして70年代ファッションを見事に着こなす粋な姿も流石😃。
物語は終盤にパクラ監督らしいサスペンスの空気感に満ちてくるが、それまではジェーン・フォンダの生き様を描くことに主眼が置かれているのか、ロードムービーのような風情。でも時々、はっとするようなカットがあり、特に夜のマーケットで二人が果物を買い物するシーンで、カメラの絞りを全開放して夜景がとことんボヤけるシーンは美しかった😆。メインテーマの伴奏も沁みる。まだ若手のロイ・シャイダーが出演してるが、コールガールのボスとしてのやさぐれた雰囲気が秀逸😃。
犯人は最後に明らかになるけど、ラスト、脅迫される時のジェーン・フォンダの演技😨。今の女優さんにはさせないし出来ないだろうなぁ。
70年代、サイコ殺人ムービーの一歩手前のサスペンス映画の佳作😃☠️🎬
