JTKの映画メモ

カルメンという名の女のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
1.5
いつもより1時間早く起きたし、ゴダールの映画なんか死んだ時にしか観る気になれんので、短いヤツを我慢して観てみた。

やっぱり駄目。

相変わらず寸断される音楽やモンタージュ。

映画になってない。

全然面白くない。

全くつまらない。


ゴダールは映画監督である前に、思想家、哲学家なんだよな。
淀川長治さんも言及しとるし、わしも常々思ってたことだが、そんなことなら、本でも書いとけよ、映画でそれをやるなよ、ということなんだけど。
それを映画でやったことを面白いと思う人もおれば、掟破りと思う人もおる。当然わしは後者。

また、インテリどもとそれを信奉する似非インテリどもの、ゴダールを語ることがインテリのインテリたる所以、みたいな風潮が心底大嫌いだった。
おまえらホントにゴダールを楽しんどるのか?カッコつけたいだけじゃないんか?と。

今回も、意外なほどSNSやネットニュースで話題になっとるもんで、長いものに巻かれたい輩どもが手のひら返したように「嫌いだったけどゴダールありがとう」みたいな。

嫌いなものは嫌い。

禿げ散らかしたゴダールが本人役で出てきて何やらインテリそうなこと言っとる。
革新的ではなく確信的に映画を壊しとる。

やっぱり大嫌い。

(唯一良かったのは女優さん可愛かったしオッパイ綺麗だった。その分スコア1.5)