学生の頃に観たがあまり意味が分からなかった
坂本教授が亡くなり思い出し再度視聴
ジャワにある日本軍の収容所でハラ軍曹は英国軍捕虜のローレンスを叩き起こし連れてくる
ローレンスは連絡将校兼通訳
ハラ軍曹は朝鮮人の軍属が怪我をした捕虜に性的暴行を加えたと言うのだ
ハラ軍曹はその男を辱めるが上官ヨノイ大尉が来てその場は収まる
その収容所では日本兵が毎日のように捕虜を罵倒し暴行を加えていた
ローレンスはそれでも日本人の事は嫌いになれず 個人個人は悪い人間ではないと信じていた
そんな収容所に1人の捕虜ジャックセリアズが連れてこられた事で何かが変わって行く
ハラ軍曹とローレンスの間に生まれる奇妙な友情
そしてヨノイ大尉のジャックセリアズに対する尊敬にも似た心境
ローレンスはラストでハラ軍曹に『あなたは犠牲者だ。皆んな自分が正しいと信じていた』と でも正しい人は一人もいなかった
勝利が辛くなる時がある…と
戦闘を映さずに戦争の悲惨さ辛さ怖さ狂気を描いた大島渚監督は本当に凄いと思います
そしてこれからは坂本教授のこの音楽を聴くときの感情が変わる気がします