ドラキュラ作品としては最近のドラキュラ設定とはかなり違うテイスト
これが最初のドラキュラの形だったのかなぁ?
小説に基づいて作ったらしいから今のニンニク嫌いとか十字架が苦手とかいう設定は後から追加されたものなんだろうか?
1897年ロシアの帆船が50の木箱を積みルーマニアから英国へ
到着時船は無人だった
船の名はデメテル号
これはその乗務員の物語
小説 吸血鬼ドラキュラ の航海日誌に基づく…
と始まる
ロンドンの港に流れ着いたデメテル号からは船長の航海日誌が発見される
そこにはデメテル号で起こった惨劇が事細かに書かれていた
謎の50の木箱を積んだデメテル号は順調に航海をしていた
ロンドに予定より早く着けそうなので船員達はボーナスの使い道を楽しそうに話していた
しかしある夜船の中からネズミが姿を消してしまう
そして食料のために乗せている家畜達が怯えたように暴れだす
その後嵐になり船が揺れると積荷の木箱が1つ壊れてしまう
その中からは大量の腐った土と衰弱した女性が発見される
そしてその後次々と船の中で異変が起こっていくのだった…
嵐の中で揺れる船や必死に舵を取る船員達
衰弱している病人などとてもリアルで映像も俳優さん達の演技もとても良い作品だと思う
しかし最近のドラキュラに慣れている私としてはこの作品に出てくるドラキュラはイメージと全然違う
これはドラキュラと思って観ちゃダメなんだ
怪物が襲ってくると思えば良い
と頭切り替えたら面白く観ることができた
人間に擬態したりもしないのでずっと怪物だった
これはきっと賛否あったんじゃないかなぁ?