RIO

快楽のRIOのレビュー・感想・評価

快楽(1952年製作の映画)
4.3
#1「仮面の男」の侘しさが沸き上がってる
螺旋階段を上へ下から上に見上げる動き

特に#2が好きです
きめ細かいヴェールを纏っている夜の街
灯りの色に柔らかく包まれる
木の根から下りて行くと別の地下の世界がある感じがした

情緒的で詩が映像の幻想へと誘う
青い空へ抜けていく教会の歌声と天から順に降りて来る天使たち
あまりの美しさに涙するローザにもらい泣き
こんなに女性を美しく撮るなんて

太陽の下美しい花束と例えられた女性たちを乗せた荷馬車は花籠

——快楽と純潔の出会い

仮面の物語は快楽と愛の対立

#3
気を付けないと滑っていく斜めのカット
心理描写の奥にある真実を客観的に見る格子の影

昼に見る夢 夜もまた続く
幻想世界だった

「メゾン・テリエ」の教会のシーンは残ります
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