とんちゃん

歌え!ロレッタ愛のためにのとんちゃんのレビュー・感想・評価

歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)
3.7
カントリーシンガー、ロレッタリンの半生を描いた伝記映画。
伝記映画に描かれるレジェンドの多くは故人か高齢になっているのが多い。
しかしこの作品が公開された時点でロレッタはまだ40代の現役トップシンガー。

主人公ロレッタリン役をシシースペイセク、その恋人ドゥーリトル役をトミーリージョーンズが演じる。

1945年ケンタッキー、ロレッタ13歳、青年ドゥー19歳で交際スタート
その2年後に結婚するもただし指輪は無し。(アメリカって男女共に17歳以上でないと結婚出来なかったのでは?ケンタッキーでは合法なのかも)
とりあえず、炭鉱夫の娘が炭鉱夫の嫁に

結婚後しばらくして、炭鉱から離れたいドゥーはロレッタと共にワシントン州へ移る。そして4人の子宝に恵まれる。
結婚記念日にドゥニーから欲しい物はないかと訊かれ、結婚指輪をリクエストするもプレゼントされたのはギターだった。怒るロレッタ21歳。
ロレッタの歌が好きだからギターをプレゼントしたのだと…

そして酒場で歌い、レコードを作り、ラジオ局へ売り込むドサ周り。
そしていつしか歌がヒットし大きな箱でライブが出来る様になる。
ロレッタが憧れのトップシンガー、パッツイクラインと出会う。
このパッツイとの出会いがロレッタの更なる飛躍となっていく
しかし夫ドゥーが離れていく…

13〜15歳ロレッタを30歳のシシースペイセクが演じるという強引さ
それでも童顔なのか違和感が無かった。
むしろ19〜21歳を演じるトミーリージョーンズ33歳が厳しい。よ〜く見ると30代に見えないアラフィフ老け顔
シシースペイセクとの年齢は僅か3歳差なのだけど親子位離れている様に見える。失礼だね、あくまでも個人的見解

ステージでロレッタを紹介する際、「カントリー界のファーストレディ」と並んで「炭鉱夫の娘」と紹介されるシーン有り、たしかに炭鉱夫の娘だよ、でもそんなあからさまな紹介はないでしょっと思ったら後で曲名だったとは笑
ロレッタリンの代表曲だったのですね。
「炭鉱夫の娘」
しかもこの映画の原題でもありました。

シシースペイセク歌うまでした。

2年前にパッツイクラインとロレッタリンの映画がアメリカで公開されたけど日本未公開。気になる

今年2021年現在、ロレッタリン89歳は今でも現役でアルバムをリリースする。
凄い