健一

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カットの健一のレビュー・感想・評価

3.8
BSで放送していたので録画して鑑賞。

2時間強の尺だったので 恐らくこちらのディレクターズカット版のほうを鑑賞したのだと思う。たぶん😅。
西部劇大好きにも関わらず今回が初鑑賞。
昔は本作。『ワイルドパンチ🤜』だと思ってました。この名前のジュース🍹があったのでその影響かな?😅

超面白かった! もっと早く観ればよかった。

いぶし銀の渋々ウィリアム・ホールデンと私の大好きな俳優「マーティ」のアーネスト・ボーグナイン!
この二人が最高にいい!
とは言え。
設定が何歳なのか分からないですが、二人を含めそれ以外のキャスト達もちょっと『おっさん』過ぎない?
まぁ、おっさん達が頑張っているから応援したくなるのかもしれないですが。

エミリオ・エステベス主演の「ヤングガン」が私の大好きな西部劇のひとつなのですが、本作はまさに「オールドガン」😅

オープニングから つかみはOK!
最初『あれ?』と思わせといてからのあの演出。
素晴らしい。見事に騙されました😅。
サソリ🦂にアリ🐜が群がる あの気持ち悪いシーン。
これから始まる壮絶な闘いを予兆してのことなのか。
今村昌平監督の「楢山節考」でもヘビ🐍がネズミ🐀を丸飲みするシーンがサブリミナル的に導入されていたが 本作からインスパイアされていたのかな。

「ワイルドバンチ」というだけあって 出て来る登場人物 敵も味方もみんな『ワイルド(荒っぽい)なバンチ(奴ら)!』。
正義の志を持っているヤツなんて一人もいない。
なので誰が殺されても納得がいく反面『コイツが生き残るの?』と小さな不信感も残る。
とは言えラストの銃撃戦は圧巻。
まさに『滅びの美学』!
西部劇史に残る名シーンと言っても過言ではないでしょう。

ますます『西部劇』が好きになった。
健一

健一