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モンガに散る
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目次

モンガに散るの作品紹介

モンガに散るのあらすじ

1986年、台湾、台北一の繁華街モンガは多くの極道組織が覇権争いを繰り広げ、抗争の絶えない街だった。ある日、この街に引っ越してきた高校生のモスキートと、極道の親分の一人息子で校内勢力を仕切っているドラゴンが出会い、意気投合した彼らは青春の日々を謳歌するが…。

モンガに散るの監督

モンガに散るの出演者

原題
艋舺/MONGA
製作年
2010年
製作国
台湾
上映時間
141分
ジャンル
ドラマ

『モンガに散る』に投稿された感想・評価

ky

kyの感想・評価

4.0
鳥のもも焼きを奪われて極道になった17歳の少年モスキートのお話です。モンガはシリアスで貧困の象徴的な場所でありますが、コメディタッチを交えて上手く描かれていると感じました。あくまで前半はです。後半にかけてだらける。しかしクライマックスで全て昇華です。

1986年の台北モンガを舞台に表向きの商業地区として栄える、その後ろで糸を引く犯罪組織の抗争を描いた作品。ある日、引っ越しで街を訪れた高校生モスキートとモンガ最高権力の組織の一人息子ドラゴンの物語。

台湾最高映画動員数を記録したということで有名な作品で、台湾旅行行く前に見よう見ようと思っていたのですが、流れてしまってようやく鑑賞です。
旅行前にモンガの場所を調べておいたので、旅行中にロケ地だけ軽く回ってきました。龍山寺や華西観光夜市あたりなんですが、個人的にその光景は衝撃的でした。物乞いや配給を受けて生きる人々。
台北は華やかなイメージを持っていたんですが、モンガ地区というのは台北から2km程と非常に近いにも関わらず、台北とは本当異世界なんですよね。対照的でアングラ感といいますか正に貧困街で、歩くのが本当に怖かったのをよく覚えています。そんなモンガ地区のお話です。この距離感でこの貧富の差を見れる(揶揄や物珍しいとかふざけた意味ではないです)のは本当に稀で妙な体験だと思ったのです。映画ではそれがコメディタッチで描かれていて、それには賛否あることと思います。しかし物乞いをする人々を直視するには、金銭的にも精神的にも自分には重過ぎると現地で感じました。制作側もふざけたのではなくてどうにか貧困問題を身近に感じてもらうための演出だったのではないかと読みました。

キャストの名前(モスキートとドラゴン)と拠点の名前(台北とモンガ)それぞれ対極で敢えてこのネーミングにしたんだと思ったんですよね。
モスキートは超音波や蚊を意味して脆弱性や小ささを思わせます。
ドラゴンは龍や偉大さを象徴するイメージでこの2つは対極的じゃないですか。
台北は首都でギラギラで華やかですよね。
モンガは首都に程近いにも関わらず貧困で飢えに苦しむ人が沢山でこちらも対極的ですよね。
仲間でもそれらは表裏一体というか極道である以上いつ何が起こるかわからないそんなことを比喩的に表現していたのかと思ったんです。考え過ぎかもしれませんが、なんだか意図したネーミング見えたのでした。

モスキートとドラゴンを始め5人の戯れている姿は笑顔に溢れていてホッコリする反面、痛い。高校生と極道と相反する背景を描いているのでしょうがないとも思うのですが。

三分の一を過ぎたあたりからストーリーがダラダラとしてしまう感じが惜しいです。アクションのスピード感やキレも無くなってなんだかなあ。序盤の高校生五人組の感じはそれとして良いのですが、中盤からは一応年齢的には若くても裏社会の人間になるわけで、その風格のようなものを感じなくなりました。親分も高校生上がりの彼らをすぐ後ろに引き連れて歩いてもどうも様にならない。

でもラストは素晴らしかったです。中盤からは終盤にかけてのダラダラな鬱憤がクライマックスの演出で全てを物語り昇華されました。正直なぜ5人にする必要があるのかというのも感じていました。モスキートとドラゴンもモンク以外は補完的に適当なキャラでも良いのではないのかと。でも最後に全てわかりました。指が五本揃って拳になる。なるほど。モンガの意味も効果的でしたね。モンガは小舟を意味する。
継

継の感想・評価

4.0
台北の繁華街モンガへ引っ越してきた17歳の高校生モスキート🦟は, 転校初日から不良グループに因縁をつけられるが, 一人で立ち向かう姿を見ていたドラゴン達に気に入られ, わけも分からず仲間に迎え入れられる。。。

・ドラゴン🐲廟口組親分を父に持ち, その威光で街中でも一目置かれるリーダー。持ち前の親分肌で仲間を引っ張るが, 実は気弱な面も持ち合わせる。
・白ザル🐒 小柄だが情に厚くて喧嘩っ早い, 仲間内で一番の武闘派。
・アペイ🐬 逃げ足の早いお調子者。そのキャラと髪型から “♪ラッセンが好き~”の芸人・永野にしか見えない(T∀T)
・モンク👩‍🦲 幼馴染のドラゴンをリーダーと慕って支える,頼りになる相棒。だがその思慮深さゆえに互いの父親同士の秘密と街の権力争いの板挟みとなってしまう...


潔(いさぎよ)いまでに何のてらいもない青春・任侠映画です。
狭くて細いダンジョンみたいな路地裏で喧嘩に明け暮れる序盤は賑やかで笑わすシーンも多く, モスキートが出逢う青い痣の少女シャオニンとの恋愛模様も淡くて良い。
ひしめく屋台, 賑わう夜市, ケバい看板の茶店通りやこれらを見守るように建つ廟(びょう)が, 艋舺(モンガ)の街の息づかいまで伝えるようで観る度にワクワクします(^^)。

そんな繁華街モンガの利権を狙い, やって来る新たな勢力。
外省人と本省人, 刀と銃, 親の仇, 世代交代…。
クールなインテリやくざ・ウルフと, ピンクのシャンプーハットで強烈な出オチを誘う(T∀T)昔かたぎなゲタ親分との対比が物凄いんデス(^o^;)。
主要な3人であるドラゴン, モンク, モスキートは, 各々父親の代から抗(あらが)えない宿命を背負っていて, 三者三様の感情が交錯しながら “今殺らなければ, 明日殺られる”, そんな抗争・謀略の混沌とした渦の中へ落とし込まれていきます。

劇画調のタイトル・フォント↑からして, 雰囲気を伝えるようで好み。
題材的にバイオレンスを描きつつ, 観終えて残る後味は少しセンチでビターな儚(はかな)さ。

そのスジ同士(`_´メ)の交流は実際にあったらしいから, 劇中でモスキートが言う “ウルフが消えていた間” というのは恐らく警察から逃れて日本へ潜伏した期間を暗に示してるのかと。桜と富士山の絵葉書がそれを物語るようでした。
DVD📀所有、再鑑賞。『ビバ!監督人生!!』のニウ・チェンザー監督作品。イーサン・ルアン、マーク・チャオ主演映画。

1980年代の台北一の歓楽街モンガを舞台に、黒社会の世界に染まっていく若者たちの友情やきずな、やがて訪れるかなしい運命を描くヒューマン・ドラマ。

1986年、台北一の繁華街モンガは商業地区として繁栄する裏で多くの極道組織が覇権争いを繰り広げ、抗争の絶えない街だった。ある日、この街に引っ越してきた高校生のモスキートと、モンガで一番の権力を持つ極道の親分の一人息子で校内勢力を仕切っているドラゴンが出会い、意気投合した彼らは青春の日々を謳歌するが……

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