群像劇と聞いて敬遠していたのですが、意外に面白かったです💘同じタイプの映画『ラブ・アクチュアリー』と違い、登場人物それぞれにしっかりと繋がりがあるので、物語がスッキリとまとまっています。
例えば、ニール（ベン・アフレック）はベス（ジェニファー・アニストン）を大切に思いつつも結婚となると逃げ腰。その理由は、ニールが悲惨な結婚生活を送るベン（ブラッドリー・クーパー）と親友であることで、観客に察しがつく仕組みになっていました。
そしてベンのガミガミ妻ジャニーン（ジェニファー・コネリー）、歳の割に幼稚なロマンスを繰り返すジジ（ジニファー・グッドウィン）は２人ともベスの同僚。
ジジの軽薄な生き方に同情し、アドバイスするうちに彼女に恋するアレックス（ジャスティン・ロング）は、ジジが最初に電話を待っていた相手コナー（ケヴィン・コナリー）のルームメイト。
コナーはアンナ（スカーレット・ヨハンソン）に片想いし、アンナはベンを追いかけていて…と、全員がよく繋がっていました。
合間に、いろいろな人のアドバイザーでもあるメアリー（ドリュー・バリモア）も登場し、彼女も最後には傍観者からロマンスの主役になります✨
個人的には、白黒ハッキリさせるベスと優柔不断だけど優しいニールのカップル、義務感から望まぬ結婚をしたベン、可愛らしく誰からも好かれるメアリーが好きでした💘ジジも最初はみっともない精神でイヤだけど、後半になるにつれ、良くなってきました。
いろいろな人の生き様を描きながら、女のいい気な思い込みを木っ端微塵にし、精神の成長を促す、とても良い映画でした💖
