イエロー・マジック・オーケストラの同名楽曲が好きで、いつかは見ておきたいな～と思っていた作品。
やっぱゴダール作品、ムズい。数日前に「男性・女性」見ようと思って挑戦したけれど全然理解出来なくて途中断念してしまった。
今作は最後まで見れたけどこの映画の内容は全然咀嚼しきれていない。
それでも大まかなテーマは分かりやすい。若者達が毛沢東主義者に傾倒する中でテロリズムへと傾いていく…という内容。
同じ時代に日本でも学生運動から連合赤軍というテロ団体が生まれていたりするし、日本もフランスもこの時代の若者思想の変転ってあんま大差ないんだなと思った。
「面白い」とは感じなかった映画だけど、この時代のフランスの若者の考え方を捉えた作品という点で言えば意味のある作品なんかな。
ただ終盤の若者と教授の対話は視聴者がこの映画の若者の思想に引き寄せられるような危うさがあって非常に印象的。
この映画における色彩の使い方はどれもオシャレで好き。本棚を埋め尽くす「毛沢東語録」のように思想も色彩も"赤"が埋め尽くされた映像。
沢山の「毛沢東語録」を積み上げて壁に見立ててるシーンがなんか一番好き。
