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ドラゴン怒りの鉄拳のkazu1961のレビュー・感想・評価

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)
4.0
▪️Title :「ドラゴン怒りの鉄拳」
Original Title :「Fist of Fury」
▪️Release Date:1974/07/20
▪️Production Country:香港
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-208 再鑑賞
▪️My Review
やはり、本当のブルース・リーは良いですね!!
ブルース・リー主演の第2作、この作品からブルース・リーも製作に関わるようになりました。そこでリーのアイデアによりトレード・マークともなった怪鳥音とヌンチャクが初めて登場したんですね。リーがキスシーンを演じた唯一の作品でもあります。
初見の子供の頃は、そのアクションの凄さに圧倒された反面、日本人の扱い・表現に戸惑いを感じたのを覚えています。何度も鑑賞して、世界中の多くのファンにとってリーの最高傑作として認識されているように、私もリーの作品の中で最も好きな作品になりました。
とにかく、「ドラゴン危機一発」に比べてアクションシーンの凄さ、怪鳥音とヌンチャク、そして顔の演技の凄さが秀でた作品です。
また、リーの永遠のパートナー、ノラ・ミャオの可愛らしさは群を抜いています!!
あと、有名なエピソードとして、ラストで、鈴木が陳真の飛び蹴りを受けて障子を突き破るシーンを、スタントマン時代のジャッキー・チェンが演じているんですね。トランポリンとワイヤーを使い、ハイスピードで撮影された難易度の高いスタントは初公開当時から予告編のラストカットに使われるなど本作の見せ場の一つとして扱い、スタントマンとしてのジャッキーの出世作となりました。リーはこの若きスタントマンに最大級の賛辞を贈ったと云われ、リーとの関係を語る際、欠かすことの出来ないエピソードになりました。

▪️Overview
前作『ドラゴン危機一発』の大ヒットを受け、香港GH社と監督、ロー・ウェイの当時の個人プロダクション、四維影業公司の合作により製作された、ブルース・リー主演の第2作。前作から4か月後の1972年3月、香港で封切られるや興行記録を2週間で塗り替え、アジア全域で大ヒットとなる。1900年初頭、上海を背景に、横暴をきわめる日本軍国主義に対決する青年の活躍を描く。製作はレイモンド・チョウ、監督・脚本は「ドラゴン危機一発」のロー・ウェイ、音楽はジョゼフ・クーが各々担当。出演はブルース・リー、ノラ・ミャオ、ロバート・ベイカー、マリア・イーなど。
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