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駅馬車のkazu1961のレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
4.2
▪️JPTitle :「駅馬車(1939)」
ORTitle:「Stagecoach」
▪️First Release Year : 1939
▪️JP Release Date : 1940/06/19
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第12回アカデミー賞
作曲賞 助演男優賞
▪️Appreciation Record : 2022-410 再鑑賞
🕰Running Time : 99分
▪️Director : ジョン・フォード
▪️Writer : ダドリー・ニコルズ
▪️MusicD : ボリス・モロース
▪️Cast : ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 436/1001

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋 アメリカの西部劇映画史を語る上で欠かせない不朽の名作で高く評価されている作品です。オスカー4回の巨匠ジョン・フォード監督が監督を務めた西部劇ですが、駅馬車に乗車したそれぞれに事情を抱えた乗客9人の人間模様を中心に細やかな心理描写を描いているところが素晴らしい作品です。その9人、医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、それにお尋ね者のリンゴ・キッドと多種多様。その9人の人間模様の交錯を短い場面やセンテンスに凝縮させた脚本の巧みさはほんと素晴らしいです。当然、西部劇ならではのインディアンとの攻防や復讐劇も盛り込まれています。特にダイナミックかつスピーディに展開されるアパッチ族との戦いは見応えありますね。

🖋出演のジョン・ウェイン、この映画の演技が認められて以降はジョン・フォード監督作品の看板俳優として主演を務めていくようになり、一躍大スターになりました。個人的には仕事がら、1939年のジョン・ウェインのファッション、着用しているリーバイス501の大きな幅のロールアップ、セルビッジに目を奪われます(デニムの着こなしの御手本です!!)。

🖋俳優陣も素晴らしく、特に酔いどれ医師に扮したトーマス・ミッチェルはアカデミー助演男優賞を受けました。とても味のある演技ですね。

😉物語は。。。
1885年、アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中の妻ルーシー(ルイーズ・プラット)、酒に目がない医者ブーン(トーマス・ミッチェル)、町を追放された酒場女ダラス(クレア・トレヴァー)などそれぞれに事情を抱えた男女9人が乗り合わせます。途中、お尋ね者のリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)も乗り込んだ駅馬車は次の町にたどり着きますが、ルーシーの夫はインディアンに襲われたことにより負傷してしまい、遠くの町へ運ばれていて。。。

▪️Overview (映画. comより)
アメリカ映画界に燦然と名を刻む巨匠ジョン・フォード監督が残した傑作群の中でも、最高傑作と名高い西部劇の金字塔。1880年代のアメリカ西部、アリゾナからニューメキシコへと走る駅馬車を舞台に、先住民の襲撃や無法者との決闘などドラマチックなエピソードを盛り込みながら、駅馬車に乗った人々が織りなす人間模様を描き出した。主演を務めたジョン・ウェインは、本作で地位を確立。以降、アメリカ映画界を代表するスター俳優として活躍する。1939年・第12回アカデミー賞では、作品賞ほか7部門にノミネートされ、助演男優賞と作曲賞を受賞。同年の作品賞は「風と共に去りぬ」だったが、双方に出演しているトーマス・ミッチェルは、本作の酔いどれ医師ブーン役で助演男優賞を受賞している。ジョン・フォード監督生誕120周年を記念した2014年、デジタルリマスター版でリバイバル。
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