このレビューはネタバレを含みます
学校で全生徒に見せるための教育映画のようなものかな?と思っていたら、違っていた。
学校や教師への批判もはっきり描かれていた。
いくつかの試練を乗り越えて「どぶ川学級」の活動はまとまっていき、さらに広がろうとしていく。…出来過ぎの感もあるが、やや歯の浮くような台詞も時代感があって、それはそれで良い。
習熟度別指導の良さが理解されるのに何十年もかかっている。しかし、この当時は発想と理由がおかしいものだったから、差別と受け取られたのだろう。
時代は変わり、「生徒の人権」という意識が当たり前の現代。
しかし、今度は逆方向に極端になってしまっているのではないか。