Tully

ポルターガイストのTullyのネタバレレビュー・内容・結末

ポルターガイスト(1982年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ポルターガイスト」 という映画は 「霊」 の存在を世界に主張したのであって、物が勝手に動くとかそういう単純なことを映画化したわけではありません。「マイケル・ジャクソン」 の 「スリラー」 のように墓が開いて、死体が出てきます。もしかしたら、マイケルはこの映画を参考にPVを創ったのかもしれません。映画中にスプラッターシーンもわずかにあるので少し気持ち悪いでしょう。ホラー作品というよりは、人間の死後の世界に焦点が当てられている気がします。「キャロル・アン」 が死後の世界に取り込まれて母親が連れ帰ってきたシーンは、この映画のクライマックスシーンでした。出演時はわずかに6才だったというので台本から演技からたった6才でこなしてるのには驚きです。6才の演技に世界が震撼することになったわけです。また 「犬」 まで名演技をしています。何十年も前の映画ですけど、当時では斬新なCG映像もあります。TVから 「霊体の手」 が出てきたり、ドアから 「霊体の悪魔」 が出てきたりいろいろCG技術が使われていたと聴きました。後半は 「パニック映画」 のようにパニクってます。「この映画は怖いのか?」 と聞かれたらたしかに怖いでしょう。「霊界」 に引きずり込まれた金髪少女を母親と霊能者が助けだす映画、という位置づけです。もし興味があれば一度は見ておいても損はないし 「死後の世界」 のことを知りたければ必見でしょう。たしかにフィクション映画ではありますけど、この作品を通じて 「霊界」 の存在を明らかにしたと思われます。ホラー映画というよりは 「古典的スピリチュアル作品」 だと思って観ていると段々と興味が沸いてくるはずです。
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