トムコーディ

カクテルのトムコーディのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
4.0
 カクテル&ドリームの青枠にピンクのネオンが印象深い。案外酷評が多いこの映画、私は結構好きです。ジャンルとしては青春恋愛系になるのかな、除隊したブライアン(トム)が100万ドル(約一億四千万円)稼ごうと、一獲千金を若き青年が夢見てニューヨークへやってくる。そのために昼は大学、夜は通りかかったバーのバイトと、そこで師匠または親友となるダグラス・コグランたる中年のいかしたカッコイイバーテンダーとの運命の出会い。徐々に昼夜逆転し、退屈な理屈ばかりの大学の授業と対比し、人生とは、などの成功の道を教えてくれるダグとのバーでのバイト。ダグにも誘われて何もかもが魅力あるバーテンダーの道に進んで行くブライアンの青春物語。
 ダグのコグランの法則が良いですよね。否定主義者だったっけ、現実社会におけるコグラン節がね。ダグはバーテンダーのことばかりでなく女や世間についても教えてくれてますが、人生甘い汁だけでは上手くいかないのが人生(現実)なのですね。しかもやはり愛は真実でないと。
 この頃やはりサントラのタイアップが良いですよね。のっけからスターシップのワイルドアゲイン、南国を味わえるビーチボーイズのココモやオーアイラブソーも。この頃のトムはやっぱりめちゃくちゃカッコイイ、ほんとにイケメン。たぶんトップ・ガンのあとの映画になると思うけど。この頃の映画は黄金期だったなぁと思えます。ヒロインもバック・トゥ・ザ・フューチャー1やベスト・キッドにでているエリザベスも可愛い。