kazu1961

キング・コングのkazu1961のレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
4.4
▪️Title :「キング・コング(1933)」
Original Title :「King Kong」
▪️Release Date:1933/09/14
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-045 再鑑賞
▪️My Review
怪物映画のパイオニアでかつ最高傑作ですね!!初期ハリウッド時代における最高水準の特殊効果、人形アニメ(ストップモーション・アニメ)を駆使されて制作された最高傑作で、90年近く経った今でも人々に愛され続けていますよね。
モノクロの映像だからこそジャングルの不気味さや、物語の”神話っぽさ”、ゴングのリアリティがよりひきたっています。ほんと、90年近くも昔の作品ですが、今観ても色あせない面白さと興奮。人々に愛し続けられる人気の秘密は、やはり恐ろしくも愛おしく感じられる、巨神コングの魅力にあるんでしょうね。
コングが最初に堂々たる姿を現すシーンから、アンを守ろうとするコングや、彼女を探す探検隊メンバーが目にする先史時代の動物たちにいたるまで、髑髏島でのシーンは今観ても印象的です。
エンパイアステートビルにまたがり、しつこくつきまとう飛行機を叩き落とすゴング。アンを傷つけるよりはとコングが自らの身を犠牲にするシーンはあまりにも有名で胸を打ちます。
「美女と野獣」を下敷きにしてるのですが、決してゴングは王子に変身するハッピーエンドではなく、「Beauty killed Kong...」。。。あまりに有名な台詞です。。。器用な者の悲恋物語とも受け取れるでしょうね。
本作の『ロスト・ワールド』(1925年)に続いてウィリス・オブライエンが手腕をふるう卓越した特撮映像は多くの映画人に影響を与え、数多くの著名モンスターメーカーを生み出すこととなりました。レイ・ハリーハウゼンが本作の影響から映画制作を志し、円谷英二が特撮監督の道を志すきっかけとなった作品でもあるんですね。

当時のアメリカは世界大恐慌の残禍も色濃い時期で、アンの身の上などにもそれがよく現れています。大ヒットとなった背景にも、この経済的世情不安があったとの声もあるんですね。(参考:Wikipedia)

▪️Overview
メリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シューザックが共同して監督した映画で、エドガー・ウォーレスとクーパーが立てた原案により、ジェームズ・アシュモア・クリールマンがルース・ローズと共同して脚本を制作した。出演俳優はフェイ・レイ、ロバート・アームストロング、新人ブルース・キャボットの3人が主で、フランク・レイチャー、サム・ハーディ、ノープル・ジョンソン等が助演している。(参考:映画.com)
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