ナナコポン

恋愛睡眠のすすめのナナコポンのネタバレレビュー・内容・結末

恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミシェルゴンドリーって悲恋好きなの!?

夢と現実が区別つかなければそれは確かにハッピーエンドになれないね、現実のステファニーを見れないし。
そこを超えてくれるかと思ったが、結局夢から醒めないで終わってしまった…。夢の中で彼は2人で幸せに暮らしましたとさ……。

何かを克服するというファクターに恵まれたりするのはいかにも最近の映画っぽい展開だよね。
これはこれで由緒正しい文学みたいだと思った。というか、先にムードインディゴを見たんだけど、原作者が影響力ある人だと聞くのでそれが根幹にある作品なのかもしれない。後味すごい似てるよね。

個人的にはハッピーエンドも欲しいよ。もちろんこのままでも最高なんだけど。

出てくる人間がみんな個性強くて、まじでフランスがこういう感じなのか、ゴンドリー的世界観なのかやや謎だけど、現実感が薄くてよかった。